福祉の原点を探る旅_ネパール編④最終回

久しぶりのケアフィッシャー日記に触発され、

 

福祉の原点を探る旅も、

 

前回の更新から1年たってしまいましたが。。

 

再始動です。

 

 

2年前、私は㈱ジョイ&ホープを設立し、

 

葉山オハナデイサービスセンターのオープンを控え、

 

改めて、福祉の原点を探りに、

 

ネパールに修行へ旅だったのでした。

 

そこでは、NGOアドラの口唇口蓋裂医療チームに同行して、

 

手術の様子や、患者さん達の今までの生活、そして手術後に

 

どのように生活が変わったか、

 

など、前回までに書いてきました。

 

そして、ネパールの旅も今回で最終回。

 

 

 

こちらは、ハンセン氏病患者さん達の療養所です。

 

約2ヶ所の療養所に、約2百人の患者さん達が生活しています。

 

療養所と診療所があります。

 

私が同行したNGO ADRAでは、この療養所の建設と、診療所の運営を

 

援助しています。

 

上の写真は、診療所でいただいた果樹の樹を植樹した後にとったものです。

療養所では、ここで患者さん達が生活しています。

 

患者さん達の中では、3世代で済んでいる人もいました。

 

この患者さんは、硬縮した手でマフラーを編み、

 

製品となったものを、ボランティアのスタッフが街で売り、

 

その収益で子供を育て、娘さんを看護師に育てたそうです。

 

そしてこの隣にいる男の子が、お孫さんです。

こちらは、病院の無い山岳部の村々にある簡易保健所です。

 

それまでは、患者さんのプライバシーも保たれないような環境で、

 

提供されていた医療サービスも、限定されたものだったそうですが、

 

ADRA Japanが日本政府からの資金を受け、

 

2007年に8か所建設し、

 

現在も運営を支援しています。

 

おかげで、村人達も気軽に利用できるようになり、各地の医療サービスの

 

レベルも上がってきているそうです。

 

 

こちらは、家畜などの糞を燃料に

 

バイオガスで煮炊きができるようになりました。

 

それまでは、家の中で火を燃やして煮炊きしていたので、

 

喉の病気が多かったそうですが、

 

これで、病気の発生も収まったそうです。

 

なによりも、自分たちの力で燃料を作ることができました。

 

 

福祉の原点を探して、ネパールの旅でしたが、

 

今まで、

 

「笑顔」

 

「子供」

 

「エンパワメント」

 

とキーワードを見つけてきましたが、

 

ネパールの旅も最後になり、

 

今回は

 

「自立支援」

 

というキーワードが浮かんできました。の

 

福祉の原点、

 

「自立支援」

 

直接何かものを与えて終わってしまうのではなく、

 

その人たちが自分の力で、生活していくすべを整えていく、

 

ということが、持続可能な、そして介護をおこなう上でも

 

非常に大事になっていきます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして、今までのNPOアドラジャパンのネパールでの活動が

 

この度本になりました。

 

 

 

ネパールでの今までの活動が、

 

困難だったこと、や嬉しかったことなど、

 

今までの活動の歴史が書かれています。

 

ご興味のある方は是非、

 

http://blog.canpan.info/adrajapan/category_12/1

 

福祉の原点が見つかるかもしれません。

 

 

福祉の原点を探る旅、、、

 

今まで4回にわたってブログを書いてまいりましたが、

 

ネパールの旅はこれでお終いですが、

 

旅はまだまだ続きます。

 

次なるデスティネーションは、

 

 

こちら、

 

ネパールで初の老人ホーム、

 

老人ホームというよりは、

 

身寄りのないお年寄りの方が

 

集まって住んでいるという印象でした。

 

中庭で日光浴をしながら、

 

それぞれ自分の好きなことをしながら

 

過ごしておられました。

 

 

この老人ホーム、

 

マザーテレサが作ったそうです。

 

 

 

そうです。

 

福祉の原点を探る旅、

 

次なるデスティネーションは、

 

マザーテレサの残された足跡を追って、

 

コルコタ、インドに向かいました。

 

 

柴田yas

 

 

コメントをお書きください

コメント: 3
  • #1

    obanフラダンサー (水曜日, 24 10月 2012 15:48)


    「直接何かものを与えて終わってしまうのではなく、
    その人たちが自分の力で、生活していくすべを整えていく、
    ということが、持続可能な、そして介護をおこなう上でも
    直接何かものを与えて終わってしまうのではなく、
    その人たちが自分の力で、生活していくすべを整えていく、
    ということが、持続可能な、そして介護をおこなう上でも
    非常に大事になっていきます。」

    この言葉はとても一番大切な事ですね。あるヘルパーさんが「やってあげられるけど、自分でできることは自分でやってもらっている」と言っていました。残っている力を途切れさせないようにと。
    フラも何とか「自分もやってみたい」と思ってくださるように思考錯誤です。
    園芸やお料理はみんなでやるのに、フラは客席にになっている。座って見ながら動きを真似するのもとても心や体にいいと思いますが、楽しければ自然と体が動きます。それに自分が舞台に立って見ると意外と楽しい。みんなで一緒に踊ってみましょう。そして明るい希望を持って、生き生きとしてほしい。それをずっと待っています。

    夜、マザーテレサの教会に献金に行った人がいます。
    たった一人の男性の為にマザーテレサがお礼に出てきてくださったそうです。「まさか本物が出てくるなんて!」と倒れそうなくらい驚いたそうです。









  • #2

    柴田yas (木曜日, 25 10月 2012 06:01)

    obanフラダンサーさん
    コメントありがとうございます!

    自立支援、残された力をいかす、まさにそうですね。

    まずは、興味をひきそうな、自分もやってみようかな、
    という気持ちがわくような、きっかけづくり。

    そして、ご本人の力をいかし、
    足りないところは、
    さりげない支援をして、
    ご本人が自分の力で行えた、
    思っていただくことが、
    できたらいいですね。

    今月もフラ、楽しみにしてます!

    ご本人、お会いしたかったです!

  • #3

    マダム (木曜日, 25 10月 2012 21:03)

    貴重なリポートありがとう。
    自分がなんと便利で恵まれた環境に生きているのか。
    この感謝の思いで、何か誰かのお役にたてたらと思いました。

新型コロナウィルスの一日も早い終息をお祈りしております。

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