本日は、ご利用者様のご家族様によりますチェロコンサートが行われました。
お迎え時「今日はチェロの調子が良いです」とおっしゃられ期待膨らむ中演奏会が
始まりました。
今回はご家族様手作りのチェロ弾き用の椅子、とチェロを固定する板もご持参くださいました
本日は 1、鳥の詩
2、荒城の月
3、五木の子守唄
4、オンブラ・マイ・フ
5、弦楽四重奏曲作品96番(アメリカ)
6、からたちの花
初めて聞かせていただく歌も含め6曲も演奏してくださいました。
目を閉じ静かに耳を傾けておられる方、じっと演奏者の方を見ておられる方ないらっしゃり、
一曲終わるごとに、自然と拍手が湧き「いい音ですねえ」と皆様おっしゃられていました。
演奏が終わると作者のパブロ・カザルスの”鳥の唄”に込められた思いを皆様に話してくださり、
鳥の詩に出会って音楽が好きになったことを伺いました。
”音楽そのものだけでなく、その歌に込められた思いから歌を好きになる”
とても素晴らしことだと思いました。
コメントをお書きください
相模原の風 (月曜日, 02 4月 2012 17:53)
いつも素晴らしい選曲で、この方の誠実さ、上品さ、優しさなどが伺いしれます。チェロを弾けるという才能を羨ましく思います。
聞いている方はもちろん癒されるでしょうが、ご利用者さんのご家族ということは、恐らくこの演奏者様ご自身も、辛い気持ちを弾く事でご自分が癒されるのではないかと想像いたします。
認知症の家族はとても言いがたい悲しいものがあります。
どんどん進行していく姿は止める事ができず、遠くに行ってしまう、という気持ちにさせられます。
これだけ尽くしているのに、それが伝わらず、自分のことさえ忘れられてしまう悲しさは心の奥底に突き刺さって、でもどうしようもない現実を受け入れなくてはならない。
弾く事によってどうぞ心が安らかになりますようお祈りいたします。
松本 Kスケ (火曜日, 03 4月 2012 08:58)
>相模原の風さん
コメントありがとうございます。
いつもご利用者様だけでなくスタッフもチェロの音色にいやされています。
いつもご家族様には明るくスタッフと接してくださり、こちらも元気をいただいている時もあります。