一昨日は葉山町地域包括支援センター主催の、交流会に参加させていただきました。
参加者の交流の後、テーマである「東日本大震災 被災地での活動報告」について、
実際に石巻市や釜石市に支援に行かれた、3名の葉山町社会福祉協議会の職員さんのお話が聞けま
した。
その方は現地で被災者の方のアセスメント、ケアマネジメントの支援をされたそうです。
アセスメントをしながら、被災者の方が徐々に胸にしまっていた話を語り始め、
言い出しにくいニーズがまだまだ沢山あることに気づかされたそうです。
また、被災者の方達と現地の関連機関からの声として、
支援の調整機能が麻痺していること、各機関の調整機能が必要なこと。
また、通常の避難所では受け入れられない要介護状態の方を受け入れる、
「福祉避難所」を日頃からどういうふうに準備していくかなど、
課題がみえてきたとの事です。
その体験を葉山でどう生かしていくか。
震災発生時の利用者さんの安否確認、スタッフの所在確認、情報収集の仕方など
いかに日頃からどう備えていくか。
また、もう1人の方からのご報告では、
被災者の方がいかに「支援を受け入れる力」を高め、遠慮や被災者自身が整理できていない潜在
化した多様なニーズを顕在化していく「受援力」を高めていくか、
「寄り添う」ことの難しさなどの課題があげられました。
また、日頃の地域での小・中学校と近隣のグループホームや介護福祉施設との連携が、
結果的に児童生徒が全員無事であったという、
「釜石の奇跡」http://sankei.jp.msn.com/life/news/110413/edc11041314070001-n1.htm
が紹介されました。
そこでは、
①想定にとらわれない
②状況下において最善をつく
③率先避難者になる。
という避難3原則を日頃から訓練して、また日頃から地域と福祉施設との連携が
上手くとれていたことが、避難の成功につなっがったとの事です。
復興支援について、自分達にできる事、
また今後いつおきるかわらない大規模災害に対して、
いかに日頃から備え、地域と連携していくかを、改めて考えさせていただきました。
良い機会をありがとうございました。
柴田YAS
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山法師の花 (月曜日, 30 5月 2011 10:33)
私も機会があれば、物見遊山ではなく現地を見に行きたい気持ちです。
特に福島の子供たちがかわいそうです。
外で遊べない、窓を開けられない、なんて息が詰まってしまいますよね。一日も早く原発事故が収束してほしいですね。
そして、大災害に備えた日ごろの地域の連携が大切なのですね。
柴田YAS (月曜日, 30 5月 2011 13:39)
山法師の花さん、
コメントありがとうございます!
ほんとうに福島の子供達はかわいそうですね。一日も早い原発事故の収束と、子供達の未来のために、祈るばかりですね。
kazu (土曜日, 04 6月 2011 21:13)
いつもパワーをもらっている年配の方、子供達、そんな方々が、耐えているんですよね。地震の日 怖がっている私達の肩をそっとたたいてくれた やさしい手 皆さんのために何ができるか?笑顔が戻るように、お手伝いできたら良いのですが...
柴田yas (月曜日, 06 6月 2011 05:53)
kazu様
いつもコメントありがとうございます!
ほんとうですね。この仕事をしていていつも感じるのは、ケアを提供している私達が、逆に利用者様にケアされて、心癒されている、ということですよね。そんな皆様に何か私達にできる事で、ご恩返ししたいですね。